先日、新たな出会いがあった。
とある社長さんと、ご縁があり、1日お話した。
社長と食事をとりながら、自分の過去を話してくれた。
サラリーマンだったその人は、実父の病気を機に仕事をやめ、新たな道へと進んだ。
仕事をする中で、アニマルセラピーやアートセラピーに出会った。
自分にも人と関わりながら、何かを提供できないだろうか。
考え抜いた末、ある職業にたどり着いた。
理学療法士(PT)だった。
理学療法士(PTとは)
理学療法士とは。
病気やケガが原因で、歩く、立つ、座るといったふだんの動作が不自由になった人、身体に痛みを感じる人の治療をし、基本的な運動機能を回復させる。
立派な仕事だ。
彼はPTになり、臨床で数年働き、気が付いた。
より人らしく、家で過ごせるよう、サポートがしたい。
そんな彼は、訪問看護ステーションを開業した。
初めは小さな事業所だった。
今では地域で最も信頼される、最も規模の大きいステーションとなった。
彼は言う。
「これは僕の力じゃないんだ。
僕は正直何もできない。
でも、どうにかしたい。
そんな思いについてきてくれた仲間のおかげだ。
だからそんな仲間の生活を守る責任が、僕にはあるんだ。」
米を頬張りながら、彼は続けた。
「心の余裕がないと、仕事でも余裕がなくなる。
だから、プライベートは充実させないといけないよね。
家族、友人、大切な人のために、出来るだけ好きな時に休みを取れる環境を整えられるようにしているよ。」
素敵な社長さんだ。
やり残したことのないように人生を生きる。
また、彼は臨床で働く中で、ある利用者の最期に立ち会ったという。
「あぁ、〇〇をやっておけばよかった。△△もしかたったな。結局できなかったのか。」
そう言って亡くなられたそうだ。
そこから彼は、
「やり残したことのないように生きよう。」
そう心に誓ったそうだ。
そこから彼は、本当にやりたいことは全てやっているそうだ。
なんと、社長、PTの仕事をしながら、合間を縫ってトンテキ屋のキッチンでトンテキを焼いているそうだ。
因は己の中にあり
それだけのエネルギーはどこからくるのか。
彼は言った。
「自分が始めたことなら、最後までそれを続けられるんじゃないかな。
始めたのが自分だと意識していれば、どんなことが起ころうとも、それは自分の責任だとわかる。
続けられるのも自分、終わらせるのも自分。
結局全部自分のせいなんだよ。
因は己の中にあり。
僕はいつもそう思っている。」
これは日常生活の中でも言えることだ。
良いことをすれば、良いことが返ってくる。
良くないことをすれば、巡り巡って良くないことが起こる。
世の中はそういう風にできている。
PDCAサイクル
さらに、彼はこう続けた。
「みんなやりたいなぁって思ってても、行動までいかないんだよ。
例えば、会社を建てたいと思ったとする。
するとほとんどの人は何が必要か勉強し始める。
経理、労働基準法、税金…
まず勉強するには、ハードルが高すぎるんだ。
だから僕は、とりあえずやってみる。
知識がないのに、とりあえず起業したんだ。
経理、税金のことは税理士さんに聞けば良い。
労働基準法のことは社労士さんに聞けば良い。
僕一人で勉強しても、絶対無理だし、専門家に聞くのが一番早く解決する。
どんなこともPDCAサイクルをいかに回すかだ。」
PDCAサイクル
PDCAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったもの。仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高めようという概念。
どんなことに挑戦する時にも、PDCAは大切だ。
どこで止まっても、その挑戦は終わってしまう。
計画したらすぐ行動。
その行動によりどうなったかを知る。
どうすればもっと良くなるか考える。
考えたことをどう実行するか、計画を練る。
また実行する…
このサイクルが、物事を良い方向へと連れて行ってくれるのだろう。
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今日はたくさんのことを学ぶことができた。
社長さんとの出会いにより、自分の中でいくつか歯車が回り始めたような感覚だ。
今後もたくさんのことを学び、前へ進んでいこう。
ではまた。
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