10月某日、ようやく救命・ICU病棟での勤務が終了した。
日勤12時間…夜勤12時間…
日勤では、朝出勤するときも、帰ってきてからも息子は寝ていた。
夜勤の日は、夜のミルクはすべて奥さんに任せてしまっていた。
奥さんも仕事で疲れている中、3時間おきにミルクで起きること
そして最近息子は10か月になり、夜泣きが始まったこと
奥さんの負担は増すばかりだった。
今日から透析室勤務。とりあえず、できるところまで頑張ろう
今回は、異動までの経過と今後について記載していく。
異動までの道
8月末から動き出した。
まずは師長に相談した。
家庭の事情、僕の体調など、困っていることを正直に話した。
すると、「そっかあ、じゃあまずは看護部と面談だね…。」
今までたくさんの退職者の方にも話を聞いてきたが、いまだに看護部と面談をする意味が分からない。
おそらく退職者を減らし、異動で何とか労働者を確保しようということなのだろうが…。
やめる人に対する言葉はひどいものだと聞く…。
退職者が面談で何を口走ってしまうのか、そこにも問題はあるであろうが、
次の職場で頑張ろうという方に、あまりひどい言葉はかけないでほしいところだ…。
それは、退職する側も同じ。
大人な関係で行きたいところ…
9月上旬、看護部(副部長)との面談を行った。
家庭の事情、自分の夜勤での体調不良について話し、一度退職したい意向を伝えた。
看護副部長は、親身になって話を聞いてくださった。
「そうなんだね…。でも、今後看護師として働いていくのであれば、キャリアとかもあるから、細々とでも続けるといいと思うんだけどなあ。」
「平日、9-17時の勤務で、常勤で働ける部署を紹介します。一度そこで働いてみて、それでも難しければ、相談しましょう。」
とのことであった。
初めは、移植療法部や感染管理部でのデータ入力業務(カルテから情報を抽出し、入力することで、データ分析の補助を行う)を勧められた。
また「早ければ、10月から異動できます。早めに言ってね。」
と言われた。
自宅に帰り、家族と相談し、翌日「10月に異動したい」ことを、師長に伝えた。
しかしここから2週間ほど経過した。
師長から
「10月から異動っていうことだったけど、10月はシフトを組んでしまったから、来月でお願いします。」
いやいや。
看護部が10月から異動可能って言ってたのに、なんでそういうことするかね…。
結局異動先が決まったのは10月中旬。
透析室だ。
あと2週間、頑張れば終わる。
そこからの2週間は、心が軽くなっていた。
最後の日、救命ICUスタッフ数人から、プレゼントや温かい言葉をいただいた。
こういう方々もいる中、異動するのは心苦しい…
本当は救急外来もやりたかった。フライトナースにもなりたかった…。
しかし、一緒に働くのが難しいスタッフがいたことも事実。
また、体調、家庭事情、収入面…
いろいろ考えると、難しい面も出てきた…。
でも仕方がない。
何かを得るためには、何かを犠牲にしなくてはならない。
何かを捨てることができなければ、何かを変えることはできない。
取捨選択。
難しいけど、理想の生活のために、やっていこう。
透析室
今日から透析室。
今までは病棟で、出張HD、CHDFは見てきた。
しかし透析室では普通の透析のほかに、ECUMや血漿交換など、様々な治療も行う。
状態がよくない方の透析も実施するため、最近はVFや心停止、Ecall事例も少なくない。
また透析に至る方は背景が複雑で、癖が強い患者が多い。
緊張する。
今日は透析日ではなかったため、患者は少なく2名のみであった。
そのうちの一人は不穏が強く、点滴棒をつかみ倒してみたり、イヤホンを引っ張りテレビを傾けたり、リモコンや形態を投げつけるなど、危険行動も多くみられた。
やっかいだ…。
透析日にはどうなることやら…
まだまだ透析については無知であるため、少しずつ勉強していこう。
年末には大気に入ってほしいということであったため、早く仕事を覚えなければ…。
懸念点
今日シャドーについた看護師はとてもやさしい方であった。
しかし、「私は嫌われているから…」と常に言っていた。
「これから関わりを見てたらわかるよ。あの人もこの人も、私のこと嫌いだから、馬鹿にした言い方してくるのよ」
ああ、初日からこれか・・・やっぱどこにでも人間関係問題は存在するんだな…。
確かに感じの悪い接し方をしているスタッフは多い。
それに対して「いちいちうるさいっての。」
と、相手が去ってから口にしている。
先が思いやられる…。
また、話を聞くと何とも給料の低さに驚愕…。
今までの手取りから、8~9万円程度減少しそうだ…。
ああ、投信、個別株が買えなくなってしまう…。
それどころか、今まで僕の収入だけで家庭を支えられてきたのに、ついに妻の収入に頼らねばならなくなってしまった…。
これは精神的にとてもつらい…。
しかし、一次的なものと思い、耐えよう…。
これも理想の生活に近づくための準備段階だ。
まとめ
透析室での勤務が始まった。
今までの業務と全く異なる点が多く、混乱することもあると思う。
異動は良し悪しがあるが、今回の異動がよかったと感じられるように、前を向いていこうと思う。
とりあえずはそれなりに患者を看れるよう、頑張ろう。
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